いつもアドプリントをご利用頂きありがとうございます。
今回こちらの記事でCanva(キャンバ)を使った印刷用の入稿データの作成方法をご案内いたします。
Canva公式サイトを見る
Canva(キャンバ)は、ブラウザ上およびスマホアプリで使用できるデザインツールで
素材やツールが自由に使えるPRO版と、無料版が用意されています。
Canva無料版でもIllustratorやPhotoshopで作成した海外のおしゃれなデザインや
シンプルでスタイリッシュな名刺など、プロのデザイナーがデザインした
クオリティの高い名刺を、無料で簡単にカスタマイズし
印刷用のデータ(PDF)を作成することができます。
印刷用の入稿データの作成方法をご案内いたします。
まずはサイトにある登録ボタンを押して進んでください。
メールアドレス、SNSなどの既存のアカウントで簡単に登録完了できます。
登録後サイトにある印刷商品のカテゴリで商品やデザインを
確認してPDFファイルをダウンロードいただけます。
デザイン作成ページを見る
例えば、印刷物としてよく使われる名刺を作成する場合以下の流れになります。
1.印刷物サイズを決定
2.印刷する情報を揃える
3.テンプレートの確認
4.文字調整
5.データをダウンロード
ログイン後にCanvaのトップページ上部に表示される
検索ボックスに、「名刺」と入力して検索します。
1.名刺サイズを決定
Canvaで名刺のテンプレートを選択すると、初期設定では欧米で一般的な名刺サイズである
「85×50mm」で作成されますが、日本では「91×55mm」のサイズが最も一般的なので、
必要に応じて名刺サイズを変更してください。
最初にテンプレートを選択するとサイズ変更が
有料プランのみ可能と表示されますのでご注意下さい。
サイズを変更するには、デザイン画面のページ左上にある [デザインを作成] ボタンから、
「カスタムサイズ」でお好きなサイズを入力するだけです。
印刷物はミリメートル(mm)を選んで入力してください。
また、Canvaのトップページの検索ボックスから、日本サイズの名刺テンプレートだけ
選んで表示することもできます。検索ボックスに「名刺」と入力して検索し、
プルダウンメニューにある「名刺(横型)」または「名刺(縦型)」を選べば、
日本サイズの名刺テンプレートだけ選ぶことが出来ます。
2.印刷内容を用意
名刺にどのような情報を掲載するか、ビジネスや、
その人の個性によって、名刺に必要な情報は異なりますが、
氏名、職業名や会社名、メールアドレスなどは最低限必要となります。
さらに、SNSアカウントやショップや自分のウェブサイト情報など
があれば掲載したほうがいいかもしれません。
たとえば複数のショップがある場合は、ホームページに詳細な情報を集約し、
名刺にはホームページのURLやQRコードを載せるなど、情報を取捨選択してください。
3.デザインテンプレートの確認
Canvaのデザイン画面では、合計数千点ものテンプレートから選択して名刺をデザインできます。
テンプレートを選ぶ際には、以下の事柄を念頭に入れて確認していけば、
より自分の目指すイメージに近いデザインの名刺を作成することができます。
デザインテンプレートページを見る
4.名刺の文字を調整
イメージに合った日本語フォントを読みやすいように
文字間や行間を調整、文字の位置や余白を揃えることをおすすめします。
フォントの参照記事を見る
5.作成データをダウンロード
イメージどおりの名刺が完成したら、データをダウンロードして自分で印刷できます。
印刷データとしてダウンロードするには、デザイン画面右上の [名刺を印刷する] ボタンの
[ダウンロード] から「PDFのフラット化」のみチェックをしてダウンロードしてください。
これで印刷用のPDFのダウンロードは完了です。
次はいくつかの注意点をご紹介します。
<注意点>データのサイズ設定
カスタムサイズでデータを作る場合は、デザインの作成前に画面右上にある
プロフィールアイコン横の「デザイン作成」メニューの1番下の「カスタムサイズ」から
入力してサイズを決めることができます。
基本表示の単位がpxのため、mmに変更して下さい。
一度サイズを設定して作成をはじめたデザインは、サイズ変更ができませんのでご注意ください。
Photoshopのpsd形式やIllustratorのai形式といった形式はありませんので
上部のヘッダーナビゲーションの「共有」>「ダウンロード」
または「ファイル」>「ダウンロード」をクリックし
ファイルの種類のメニューから「PDF(印刷)」を選びます。
ダウンロードボタンを押すとダウンロードがはじまります。
<注意点>カラーモード設定
Canvaでダウンロードできる画像やPDFすべてがRGBカラーです。
RGBカラーをCMYKに変換すると暗く見えデータの印象が変わってしまいますので
データの作成時に蛍光が強い色を使ってデザインされないことをおすすめします。
<注意点>フォント設定
埋め込まれないフォントがいくつかあります。
特によく使用されているNoto Sansフォントは
埋め込まれないためフォント選択にはご注意下さい。
<注意点>PDFのフラット化
PDF形式のダウンロードの際に「PDFのフラット化」にチェックを入れて
PDFのフラット化を行うと、文字や写真やオブジェクトなど多層化されていたものを
1枚の高解像度の画像(300ppi)に統合してPDF形式にしています。
この処理をしますと画面通りにプリントしやすくなります。
ファイルデータ通りに印刷できるメリットがありますが、
細かいデータの印刷には対応できないため推奨致しません。
フラット化したPDFデザインをダウンロード
またリンクをコピーしてデザインイメージを共有することもできます。
他にもご利用頂けるページを載せておきますので是非参考にして下さい。
プランについて
PDF編集について
今回は名刺のデータについてお話させていただきましたが
こちらのサイトではカード、はがき、ロゴやデザインバナー、ポスターなどの
データも編集できますので参考にしてみて下さい。
またお役に立てそう情報があれば更新させて頂きます。