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ホーム > コラム > 缶バッジの表面や裏面の錆び|原因や防止になる保管方法、取り方

冷蔵庫・冷凍庫でもはがれにくい!専用シールを有効活用しよう

お店やイベントなどで購入した缶バッジや、自分でデザインして作った缶バッジなどは服や鞄につけたり、
机の引き出しに入れて保管したりすることが多いのではないでしょうか。しかし、缶バッジの多くはブリキ素材が使用されており、
雨水はもちろん空気中の湿気にも弱く錆びやすくなっています。
保管を怠ると、淡いカラーのデザインのものだと錆の茶色い色が染み出してしまい、斑点状になることもあるのです。
そこで今回は、大切な缶バッジを錆から守る方法や錆を落とす方法について紹介します。

缶バッジが錆びる原因

缶バッジの金属部分に水(空気中の湿気も)や酸素が触れて化学反応が起きて腐食し、それが錆となります。
缶バッジを服や鞄につけて使用している時や、机の中にしまっている時でも酸素と湿気に触れているため、
大切に保管しているつもりでも錆が発生してしまうことがあります。
金属は空気に触れるとどんどん錆びてしまうものですので、少しでも錆を発生させないように保管することが重要です。
もちろん、両面にコーティングが施されているので、すぐに錆び始めるということはありません。

缶バッジの錆びにおける防止対策

缶バッチは錆びやすいものですが、「水分を避ける」「除湿と密閉を徹底して保管する」
「防錆加工を施す」の3つの対策で、錆を防ぐことができます。
ここからは、それぞれの錆防止対策について詳しく説明します。

水分を避ける

缶バッジが錆びる主な原因は空気と水分(空気中の湿気も)です。
そのため、保管する際には水分や湿気に注意する必要があります。
汚れてしまった時には水洗いするのではなく、メガネ拭きのような柔らかい布などを使い、優しく拭き取りましょう。
ゴシゴシと拭いてしまうと表明のフィルムに傷がついてしまう可能性があるためです。
また、雨などで濡れてしまった時にも水分を優しく拭き取ることで錆防止になります。

除湿と密閉を徹底して保管する

水分だけではなく、空気に触れることでも缶バッジに錆が発生します。
長期間使わない缶バッジはシリカゲルなどの乾燥剤を入れた密閉袋に入れて密閉し、
さらにタッパーなどの容器に入れてしっかりと水分と空気を避けて保管することが重要です。
しかし、シリカゲルなどの乾燥剤は時間の経過と共に効果が薄くなってしまうため、定期的に取り換える必要があります。
シリカゲルの有効期限は、使用状況にもよりますが半年程と言われています。

防錆加工を施す

錆は缶バッジの表面から発生します。
防錆加工とは、気体状の防錆剤を表面に含浸吸着させて水分や空気が直接表面に触れないようにして錆びにくくする方法です。
シリカゲルなどの乾燥剤よりも強力なので、長期保存をしたい場合にオススメです。

缶バッジの表面にある錆を効果的に落とす方法

デザインが印刷してある表面が錆びてしまった場合は、フィルムの内側にまで錆が達してしまっているため落とすことはできません。
しかし、裏面の錆には落とす方法があります。

危険な方法

オススメできない方法として「サンポールやNEOナイスなどの塩酸」「ピカールやコンパウンドなどの研磨剤」
「ホルトやラストリムーバーなど車用」を使う方法があります。
サンポールやNEOナイスはホームセンターなどで購入できるので身近ですが、塩酸が入っており効果が強力なため取扱いに注意が必要です。
工具などの錆取りとして使用されることもありますが、缶バッジに使うのはオススメできません。
ピカールやコンパウンドは危険な成分は入っていませんが研磨剤なので、錆を落とした箇所に擦り傷ができてしまいます。
そのため、缶バッジに傷を付けたくないという場合には適しません。
ホルトやラストリムーバーは車やバイクの錆取りとして使われているので強力です。
しかし、缶バッジの錆び落としのためだけに使うのはもったいないのでオススメはできません。

ややとれにくい

「木工用ボンド」「防錆潤滑剤」「お酢やレモン」を使う方法があります。
木工用ボンドを錆の部分に塗り、透明になるまで30分から40分乾かし、缶バッジを傷つけないようゆっくりと剥がします。
缶バッジの錆は薄く表面に発生している場合が多いため、小規模の錆の場合には木工用ボンドでも効果があるでしょう。
防錆潤滑剤はホームセンターなどで手軽に購入でき、自転車や車の錆取りや軋みを抑えて動きをよくするものです。
錆の部分に塗布して布等で拭き取ります。
錆の取り方として知られているお酢やレモンを使用する方法ですが、缶バッジにはあまり向いていないようです。

おすすめ

缶バッジの錆取りとしてオススメなのは「自転車用錆取り剤」「ネジザウルス」です。
自転車用錆取り剤はメッキやアルミ、ステンレスなどの金属に発生する錆びに対応している自転車のメンテナンス剤で、
錆の部分に塗布して布などで拭き取ります。
錆びる前のような綺麗なシルバーとはいきませんが、しっかりと錆を取ることができます。
ネジザウルスはpH7で中性であるため、缶バッジはもちろん、人体にも影響が少なく、安心して使用することができます。

まとめ

缶バッジが錆びる原因は、水分と空気に触れることで起こる化学反応です。
発生してしまった錆は小規模の内にボンドや防錆潤滑剤、自転車用錆取り剤、
ネジザウルスなど人体に影響が少ないもので取りましょう。
しかし、大切なことは錆を発生させないように除湿と密閉を徹底することです。



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